福島県の移住支援
2016/09/08
福島県の田舎暮らし支援情報
福島県も津波の影響で原子力発電所が甚大な被害に遭いました。
急ピッチで復興事業は展開されていますが、まだ完全復興には程遠い状況のようです。そのため移住するとしたら地域は限定されると思います。
下記は福島県の移住情報を載せた「観光交流局観光交流課」のサイトです。
ふくしま・ふるさとUIターン
福島県へのUIターン、二地域居住を希望している人に向けた総合情報です。
「観光交流局観光交流課」が運営しています。
福島県は一部が豪雪地帯に指定されていますが、「浜通り」と呼ばれる県東部の海沿いの地域は太平洋気候となり冬でも雪はほとんど降らないようです。
ただ、移住する際には震災による原発の影響がどの程度の地域まで及んでいるかは関係機関に問い合わせることが必要だと思います。
災害という点で見ると福島県は過去において台風と大地震が最も起きていない県だということが載せられています。
福祉県内の各市町村が行っている各種支援の一覧。
就農支援や就業支援、各種の住宅支援、市民農園の紹介、田舎暮らし体験、様々なものが用意されていますが、目を引くのは金山町の「定住促進住宅(UIターン者向け町営住宅)」です。
町外より定住することを条件に、新規UIターン者向けに町営住宅を準備しています。入居条件は以下のようになります。
- 家賃・18,000円
- 3年間入居できること。
- 最大2年まで延長可能。
空家・不動産情報では住居を探そうとしている人へ、不動産物件や分譲住宅、空き家物件、公営住宅、等を紹介しています。
不動産物件は県内の不動産業者と連携して情報提携しています。
分譲住宅は市町村が定住対策のために販売しているので比較的安価だと思います。現地を見学できる「日帰りバスツアー」を実施している市町村もあるようです。
市町村ごとの住宅関連施策や行政が行う個人向け住宅支援も載せられていますので、ここも見たほうがいいと思います。
子育て・医療・福祉・市民農園、菜園・ボランティア・生涯学習などの暮らしの情報。紹介されているのは以下のようなものです。
- 子育て(保育所一覧・学校一覧・等)
- 医療・福祉関係サイト。
- 市民農園・菜園(喜多方市・会津坂下町・いわき市川前)
- ボランティア・生涯学習関連サイト
お試しプログラム
主に農家民宿に宿泊して、田舎暮らしを体験しようという企画です。
都合に合わせて、1日2日の短期から、1・2週間、また週末ごとに宿泊するということにも応じてくれるみたいです。また、宿泊しながら市民農園を利用することも可能ですし、工芸や陶芸、郷土料理作り等も体験できるようです。
いきなり田舎暮らしはできませんから、まずはこのようなお試しから始めるとは重要だと思います。
田舎暮らし体験施設
移住にしても二地域移住にしても、始める前に田舎暮らしを体験したほうがいいと思います。
福島県の自然や風習、人との関わりに触れて福島を知ったほうが良いでしょう。
体験施設は以下の地域にあります。
- 会津若松市
- 昭和村
- 飯館村
- 金山町
ワーキングホリデー
地域の手伝いをしながら福島県に滞在できるというシステムです。
通常は特定の海外の地域で行うシステムですが、それを福島県が取り入れています。
参加するメリットは以下のようになります。
1日4時間程度お手伝いしながら、福島県に滞在できます。
空き時間は自由に観光、交流に使えます。
第二のふるさとを作ることができます。
地域問題を勉強している方は、実際の地域の姿を学ぶことができます。また地方での暮らしを学ぶことができます。
このワーキングホリデーは以下のように参加資格がありますので、誰でも対象となる訳ではありません。
- 18歳以上65歳以下で福島県外にお住まいの方
- 参加期間中に自身のブログに参加の感想などを掲載できる方
- 上記ブログが福島県のHPにリンクされることに同意できる方
- ブログの内容について、今後福島県がPRに使用することに同意できる方
ただ、2011年から震災の影響でか行われていないようですから、今後の展開は関係機関に問い合わせてみることが必要だと思います。
くしま移住者e-ネット
福島に移住した人が福島県内の企業や学校、団体からの依頼により講演やビジネス支援をして地域の交流を図るというもの。福島県への定住・二地域居住の相談も受け付けているようです。
まずは「ふくしま元気移住者メンバーズ」というのに、自分の経験や資格、得意なこと等を登録しなければなりません。自分の経験や得意分野を福島県のために生かす、という意味では有意義な企画だと思います。
『ふくしま移住者e-ネット』は、第二のふるさと福島県に熱い思いを持つ移住者(ふくしま元気移住者メンバーズ)と地域の方々、また移住者同士をつなぐネットワークづくりのためのサイトです。ふくしま元気移住者メンバーズとの交流を希望される方、我こそは「ふくしま元気移住者メンバーズ」だというUターン者、Iターン者からのアクセスをお待ちしております。(福島県への定住・二地域居住をお考えの方からの質問もお待ちしております。)